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2015年1月24日土曜日

流産から2年経って

(本文は下に続きます。)

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(雑記です)

流産から2年が経ちました。

我が家の赤ちゃんは、元気にすくすく育っています。
もうつかまり立ちも始めて、よく笑い、最近は「ま、ま」なんて言うようになりました。

ふと、その隣に、一人の小さな赤ちゃんの姿を想像しました。
生まれたのは娘なのですが、その子は男の子。
9か月の娘より大きくて、もう一人で歩いています。
お尻をふりふり、机に這い上がったりしています。
ぺたんと座った娘の横にちょこんと座り、その頭を撫でたりしています。
笑顔で、声をあげています。
足にまとわりついてきて、抱っこをせがんでいます。

そう、もし生まれていたら、そんな大きさになっている頃でした。



もちろん、ただの妄想です。男か女かもわからない頃の流産でした。
流産したその子が生まれていたとしたら、娘はこの世にはいません。
でも、そんな光景を思い描いて、もう泣くのはやめようと決めてから、流産のことで泣く事はなかったのですが、涙がこぼれました。

流産のいたみや辛さは、いつになったら癒えるのでしょうか。
妊娠したら癒えるのか、出産したら癒えるのか。
私の場合、流産した直後は「1日も早く妊娠しないと耐えられない」と思いました。ですが、風疹のワクチンなどもあり、しばらく避妊をしなくてはいけませんでしたので、それなりの時間を耐えなくてはいけなかったのです。
結果、妊娠した頃には随分心の整理がついていました。
それでも、妊娠・出産したころで、随分と思い悩む時間が減ったことは確かです。
一方で、出産したことで、こうしてリアルに「生む事ができていたなら、こんな風に成長できただろうに」と想像するようになりました。
生んであげたかった。
もし生んであげてたら、この娘のように、本当に手がかかって、大変で、でもかわいくてかわいくてたまらない子が生まれていただろうに。

魂や生まれ変わりなんて信じていません。
でも、できることならば、あの子の魂が、私のところでなくてもいい、どうぞ優しいお母さんの元で、新たな命となって生まれ、世界で一番かわいいと、たっぷりの愛を注がれて、育ってくれますように。

流産のことは、忘れる事はできません。忘れる必要もありません。
今ある私や、私の家族の一部として、一生胸に抱えていきたいと思います。