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2013年2月28日木曜日

自然に流産した後の避妊期間

(本文は下に続きます。)

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流産後の避妊期間、つまり、流産後いつから妊娠してもいいのか。
これは、妊娠待ちの方々には一番気になることだと思います。
1月半ばに稽留流産から自然に完全流産となったのですが、私もやはり一番気にかかったのはこのこと。

「先生、このあと、どのくらいの期間、避妊した方がいいでしょうか?」

と、はっきり質問しました。

「3回、生理を見送ったら妊娠しても大丈夫ですよ」
「3回ですか!」

長い。これは長い。流産後で、一日でも早く妊娠できるものならしたい身としては、かなり長く感じました。
私の驚きの声に、付け加えるように先生がおっしゃいました。

「まあ、もっと高齢だったり、不妊の方なら2回……時には1回見送ったらとも言いますが……まあ、あなたはまだ若いし、3回あけて、その間にhCGの値がどうなるかとか、基礎体温とかを見ていきましょう」

それなら私も1回でいいじゃーん! と思ったのは秘密です。そんなに若くないんだけどなあ……



多分、この避妊期間については、統一された見解はないのだと思います。私も文献を調べてはみたのですが、はっきりした記載はありませんでした。
ただ、最低一度は生理を見送った方がいいと思います。
実際に流産してみてわかったのですが、流産の時に、胎のうと一緒に、絨毛組織がごっそりと一緒に出てきました。その量、胎のうを包み込める量でした。
言い方に語弊があるかもしれませんが、この状態では子宮内膜はぼろぼろでクレーターだらけ。万が一、そのクレーターに着床してしまうと、胎盤が変に子宮に入り込んだ状態で発達してしまったりするでしょう。

このように、子宮の壁に入り込む形で胎盤が形成されることを、「癒着胎盤」と言います。
一般には、手術の既往がある(帝王切開など)、過度の掻爬を行っている、などなどが理由となります。
癒着胎盤となると、妊娠中は基本的に問題なく経過しますが、分娩時に自然に胎盤が娩出されず、大量出血、一番最悪のパターンとしては子宮摘出をすることとなります。
と、脅すような話をしましたが、流産直後の妊娠が必ずしもこれを引き起こす、というわけではありません(はっきりとしたデータは見つかりませんでした)。理論上、その可能性があがるだろう、という程度に思ってもらっても結構です。

生理がくるということは、前述したぼろぼろの内膜が修復されて、次の着床準備が整いました、という状態を意味しています。なので、はやる気持ちをぐっと抑え、一度は生理を見送ってほしいと思います。
そのあと何回生理を見送ったら避妊終了か。これは経過によると思いますし、主治医の先生とご相談ください。

しかし、これは日本での話。調べてみると、アメリカなど海外からブログを読んでいる方もいるようです。日本のように健康保険がしっかりしていて受診しやすい状態であれば、上記のようにするのがベストとは思いますが、海外ではこうはいかないかもしれません。「また妊娠したらおいで:)」ということもあるようですね。
海外などで妊娠し、なかなか病院にはかかれない。こういった場合は、流産後、まず一回生理を見送り、それから市販の妊娠検査薬で陰性と出る事を確認してみてはどうでしょうか。
流産の後は、完全流産に至っていない場合、流産時の妊娠が実は胞状奇胎であった場合、の二点がその後の妊娠及び母体の健康に関わる大きな問題だと思います。
どちらの場合も、hCGが十分に下がりきらないことで予測がつきます。もちろん、医療機関で正確に計測する方がよいですが、妊娠検査薬でもある程度推測できます。生理が来た後も長く妊娠検査薬での陽性が続くようであれば、早めの受診をお勧めします。
hCGについては項を改めて記載しますが、私の場合は流産後、一度目の生理が来る前に、妊娠検査薬での検出値以下まで下がりました。ただし、これは流産した時の週数によって異なりますので、生理が来る前に陰転しないからと青ざめる必要はありません。参考程度にしてください。


長くなりましたが、私の場合、とりあえず次の妊娠は月経3周期終えた後のようです。
ざっと5月くらいまでは待たないといけないですね……
気持ちは焦りますが、のんびりいこうと思います。


↓追加の記事です。
流産後の次の妊娠までの期間はどのくらいがベストなのか